◇The common and the nobility: Fiat126 & Ferrari365GT4◇

イタリア人にとって自動車は貴族の馬として発展してきた、と以前書きましたが興味深い光景を今年の1月ミラノで見つけました。

イタリアの人は基本的にそれぞれの身の丈に応じた暮らしを大切にしますし、その範囲でそれぞれの人生を楽しむことに熱心な人が多いように思います。

庶民には庶民の貴族には貴族の、無理をせず「人生は楽しむものだ」という哲学が生活の中に自然に定着しているからでしょうか。

写真左の車はFIATが1972年に発売したFiat126、右の車は色は濃紺ですが、同じく1972年デビューのFERRARI 365GT4です。

片や排気量僅か650ccのOHV-2気筒(!)24馬力、片や4,390ccの「無く子も黙る」12気筒310馬力、実に出力差13倍という正に月とすっぽん程の差のある2台の車がたまたま仲良く横に並んでいました。

イタリアでは一般的に庶民の脚的な車は小型車が多く、排気量は今でも1,000cc程度の車が主流になっていますがその中でもこのFiat126などは正にミニマムといえると思います。

イタリアでは車も所有者の社会的ポジションを反映する存在ですから、「借金してでもフェラーリ」という考え方は基本的に存在しません。もちろん「成功した暁にはフェラーリ」という人は日本同様多数いるようですが。

フェラーリは最初からそうした経済的に余裕のある「選ばれた」人々のための高級なスポーツカー専業のメーカーですし、フィアットは第2次大戦後は世界のモータリゼーションの拡大と歩調をあわせて「普通の」人々のための量産自動車メーカーとしてイタリア最大の企業に発展しました。

そんな両極にあるような2台の車が並んでいるのがおもしろくてつい写真を撮ってみたわけです。

日本では殆ど見かけることの無い2台の、でも正にイタリアという国を車であらわしたらとも思えた場面でした。


This is a photo of Italian minimum car Fiat126 and the "MAXIMUM"V12 engined Ferrari365GT4 both produced in 1972,snapped in Milan in this January by chance.

Generally speaking,Italian people select cars as a reflection of their real life.

They do not buy a car of exceeding their economical balance.

Of course there are many people who want to buy Ferrari car when they might get success in business as well as those in Japan.

Ferrari has been being the special car manufacturer for "the special people" since their beginning,Italian giant enterprise Fiat has been developing as a popular car manufacturer for "the masses".

I have been interested in this scenery as a typical Italian life culture showed with car.

ご感想はこちらまで!Please mail me your opinion!KAZUMASA UEDA,La Passione


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